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関東通産局は、特定商取引法に違反する行為により、リゾートクラブを含む複合会員権を連鎖販売する㈱リゾネットに対し、15か月間、業務停止命令。会員を勧誘したら儲かるとか、会員はいつでも割引で泊まれるとかには要注意!
㈱リゾネットは当協会の「リゾネット」とは関係ない・・・e-Commerceを舞台にした新たな事案
 

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「Ⅲ」 旅順観光
「Ⅲ-1」大連から旅順へ
 2日目(5月29日(日))は大連から旅順への観光だ。大連賓館は、朝食付きなので、1階のレストランに7時に行く。いろいろな歴史的な有名人がここで食事をしたという雰囲気があるレストランで、なんとなく圧倒されそうだが、出てきた朝食は中国の典型的なおかゆと蒸しパンにおかずがついているものだ。あまり美味しいとは感じなかったが、やはり三ツ星で宿泊料金が朝食付き2名で330元(6千円弱)と超安いので仕方がないよね。   
 ホテルニッコー大連に宿泊しているS氏と8時待ち合わせ。我々も、今日から2泊、このホテルに泊まるので、早めに大連賓館をチェックアウトして向かう予定であったが、フロントで手間取り、結局8:10出発となった。またまた、道路の横断に冷や冷やしながら、ホテルニッコー大連で、S氏と合流。まだチェックインはできないので、荷物を預かってもらう。
 今日は、あの日露戦争で有名な旅順を観光することになっている。ホテルの中にあるローソンで飲料を購入し、旅順行のバスが出る大連北駅に徒歩で向かう。今日も、天気は雲一つない快晴で朝から暑いくらい。勝利橋(旧日本橋)を渡り、旧ロシア街を右に見ながら、大きな広場に到着。バスはどこから出るのか、チケットはどこで買うのかを歩きながら、何とか見つけて、チケット購入。(7元) 9時に出発、余裕で座れる。バスの中には「行車中、禁止站立、后果自負」(走行中立ってはいけません。何かあっても自己責任ですよ。ということ)の貼り紙がある。そういうケースがあるということなのでしょうね。中山通りを、昨日の星海公園の横を通り過ぎると、道の両側にアカシア(ニセアカシア)の花がたくさん、きれいに咲いている。約1時間半で旅順バスターミナルに到着。バスを降りると、すぐにタクシーの客引きが押し掛けてくる。
 今日は、各所を回るのでタクシー利用が必須なのだ。ここからの料金交渉はM君の出番。元気のよいピンクのジャンパーを着た女性(おばちゃん)が、M君に迫っている。あとで聞いてみると、最初は4人で800元を提示され、高すぎると断ると400元にダンピング。それでも高いと断り、4時間250元でと交渉するといやいや了解したそうだ。すごい交渉力だが、その女性もあきらめずに必死で食らいついてくるエネルギーは相当なものだと思うよ。商談成立し、タクシーに乗り込むとなんとさっきの女性が運転手なのだ。

1:203高地
 いよいよ出発。(10:35)  M君が事前に調べておいたルートのメモを手渡すも、無視され自分のペースで、まず203高地に向かう。約10分走って、203高地の入口に着く。そこで、一人30元と車の駐車料金10元を払いさらに上に向かうと広場があり、タクシーはそこまで。
 203高地までは、さらに急坂を10分ほど登らなければならない。そこまで別の車で案内できると誘われるが別途お金がかかるので断る。
(料金は聞きそびれた)本当に結構な急坂で、やっと写真で見た「爾霊山」と書かれた弾丸型の記念碑が現れる。203高地の攻防戦で散乱した砲弾などを集め、戦死者を弔っている碑で、「爾霊山」は203をもじっているとのこと。
 この203高地は、標高203mで日露戦争(1904~1905年)における最大の激戦地、ロシアの一大軍事拠点である旅順港を攻め落とすため、1904年11月27日から乃木希典将軍率いる陸軍が攻撃を開始、多数の死傷者を出しながら12月5日に占領したという。
 ここから28センチ榴弾砲(射程7キロ)で、旅順港の艦隊を撃滅したのだ。ここの砲台(本物ではないらしい)からは、霞んでいたため旅順港は見えなかった。頂上の下にロシア軍の塹壕の跡があったが、日本軍はよくこんなに険しい山を攻撃したものだとびっくりである。 

2:旧粛親王旧址⇒旅順ヤマトホテル⇒旅順赤十字病院⇒???⇒水師営会見所
 タクシーのある広場へ急坂を下り出発。(11:45) しばらくすると急に停車。何かと思ったら、旧粛親王旧址で、きれいに復元されていた。粛親王の第14王女であった川島芳子が幼少期を過ごしたところとのこと。
 そこからまたしばらく行って、古い建物の横で停車。この建物は、老朽化して立入禁止だが、旅順ヤマトホテル(旅順大和旅館旧址)なのである。川島芳子がモンゴル王子と結婚式を挙げたホテルとのこと。ここにも「危険小心 后果自負」の張り紙がある。
 次に行ったのは、旅順赤十字病院。大きな病院で、白い壁に赤の文様が美しく古さを感じさせない。現在は、人民軍の施設ということで中には入れない。
 次に、タクシーに案内されたのは、元乃木将軍の家といわれる所とのこと。前の広場にたくさんの旗がはためき、入るとなんとなく怪しげで、入場料も高そうだったので、かなり強引に誘われたが逃げることができた。きちんとした服装の男女に迎えられたのだが、よく分からない。
 そこから向かったのは、水師営会見所。途中、タクシーの女性運転手が、お昼用に揚げパンみたいなものを買っていたが、おいしそう。我々も買ってもらえば良かった。ここは203高地の陥落を受け、ロシア側から降伏の申し入れがあり、1905年1月5日に乃木大将とステッセル旅順総司令官が会見した場所だそうだが、本当の場所はここではなく建物も陳列品も複製それに見学料が40元もする。S氏が代表して見学に行くが、お金を払ってまで見る価値はなさそうとのことなので、他の3人はパス。

3:東鶏冠山北堡塁
 また、タクシーに乗り次に向かったのは、ここも日露戦争の激戦地である東鶏冠山北堡塁である。入口で一人25元とタクシー駐車料金10元を支払い、上の駐車場へ。13:30になっていたので、駐車場横の日陰のベンチに座り、昨日夜食べ残しパック詰めしてもらった餃子で腹ごしらえ。 
 ここの堡塁は、日本軍が攻めあぐね一度は撤退した堅牢な要塞とのことだが、さすがに規模も203高地と違いいかにも頑丈そう。結局203高地を占拠したのち、ロシア軍の士気が落ちたところを陥落させたそうだ。頂上には15センチ砲が5~6台陳列されていた。「旅順日露戦争陳列館」という資料館もあり、当時の写真や要塞のジオラマ等が展示されている。残念ながら、日本語表記の解説がないので、漢字で類推するしかない。
 出口に売店があり、エネルギッシュなおばちゃんたちが、ドライフルーツの試食を勧めてくる。いくつか口にし、美味しかったが買わないでそこを後にした。すると、中国語が話せるS氏だけが戻ってこない。おばちゃんたちの強引さに根負けし、何点か買わされたようだ。

4:旅順刑務所(旅順監獄旧址)
 14時を過ぎて、約束の4時間を超えそうだったが、先を急ぎ、次に向かったのは、「旅順刑務所」(旅順監獄旧址)、外の看板には「日本帝国主義的侵略和西大門刑務所」の表示もある。入場は無料だが、荷物検査もあり、飲料の持ち込み不可。順路に従い、中に入ると囚人服がたくさんぶら下がっている。
 何となく生々しいが、若い女性の監視員が、見学者には飲料持ち込み不可なのに人前で平気でアイスキャンディーをなめているのと対照的だね。
ここは1902年にロシアが建設、その後日本が引き継ぐ。主に満州・朝鮮内の反日分子を逮捕・拘束し収監した。 
 
約2万人が拘束され拷問等で約700人が殺害されたという。伊藤博文をハルビン駅で暗殺した安重根もここで処刑された。
(独房も公開されている) 牢獄、拷問部屋、さらに処刑室まで観ることができる。処刑室は、絞首刑されたあと収容される棺桶(タテ型の樽)の展示もあり、目を背けたくなるほど生々しい。広く、展示物も多いのでかなり時間を費やしてしまって、タクシーに戻ると、15時を回っている。案の定タクシーの女性運転手は、約束の時間を過ぎているので、料金を上乗せして欲しいという。上乗せを約束し、案内を続行してもらう。
 
5:旅順裁判所(関東法院旧址)⇒白玉山塔⇒バスターミナル
 次に向かったのが、「旅順裁判所」(関東法院旧址)で、あの安重根が死刑判決を受けたところ。内部見学は、有料なのと時間もないので、そのまま「白玉山」に向かってもらう。
入口で一人35元、駐車料10元を支払い入場。ここは、市街地と旅順港の見晴しが抜群の標高130mの小高い山。海側には日露戦争で日本軍が閉塞作戦を考えた湾(虎の尻尾)や軍港、それ以外はマンション群が林立した市街地が見渡せる。山頂には、白玉山塔が建てられている。ここは、乃木・東郷両大将の提案で建てられ、ここには、かの戦争で戦死した約2万五千人の遺骨が納められているそうだ。
 高さが66.8mのその塔には、10元を支払い昇ることができる。M君を除く3人が挑戦、らせん階段でさらに最後はかなり急な梯子段を昇ることになる。(数えたら273段もあった)
でも、上からの景色は、さらに絶景で、労力を使って昇った甲斐があった。また、同じ階段を下ってM君と合流し、タクシーに戻る。これが最後で、バスターミナルに戻ってもらい、約束した250元+上乗せ分100元、合計350元を支払う。6時間弱、一人日本円で1,500円位と信じられないくらい安く済んだ。バスターミナルでは、仲間の運転手も加わり記念撮影もした。M君ありがとう。ピンクの女性(おばちゃん)運転手さんありがとう。

 6:旅順から大連へ(海産物燻製のお土産)⇒きのこスープの晩餐⇒ホテルへチェックイン
 16:10旅順バスターミナルから直行南便(7元)で大連に向かう。座れたが、バスの中が暑いのと運転が乱暴(クラクションを鳴らし続ける)で、疲れていたけどよく眠ることができなかった。
 17:30朝出発した大連北駅に到着。そばにある市場で、海産物の燻製を試食しながら覗いていたが、きれいな店があり、そこでイカ(3元)、タコ(6元)、アワビ(7元)計16元で各々1斤(約500g)をお土産用に購入。身振りで値引きを交渉したがだめで、増量で補ってくれた。
 18時になったので、そのままタクシーで目星をつけていたきのこスープが美味しいと評判の店「何鮮菇」に案内してもらう。(10元) さすがに強行軍でのども乾いていたので着くや否やビールで喉を潤す。評判のきのこスープを注文。スープ鍋にエビや牡蠣などの魚介類や野菜、豆腐などを入れ、食べたがこれが絶品。あっという間に平らげお腹いっぱいになったが、ジュースが飲み放題、デザートのフルーツも食べ放題ということなのだ。それで、今年初めてのスイカをいただいたが、これもまた美味しかったですよ。これでお代は400元にも満たない金額。一人当たり1,500円くらいだ。十分満足して、19:30店を出、ホテルニッコー大連に徒歩で帰り、朝預けた荷物を引き取り、チェックイン手続き。ホテルは、さすがに五つ星だけあってきれいで設備も整っており、日本語のテレビ(NHK)も見ることができた。
 部屋も15階で窓からの夜景も素晴らしい。









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