◆緊急告知

関東通産局は、特定商取引法に違反する行為により、リゾートクラブを含む複合会員権を連鎖販売する㈱リゾネットに対し、15か月間、業務停止命令。会員を勧誘したら儲かるとか、会員はいつでも割引で泊まれるとかには要注意!
㈱リゾネットは当協会の「リゾネット」とは関係ない・・・e-Commerceを舞台にした新たな事案
 

1350703

11

 ◆次へ  ◆前に  ◆目次 
 
 *全山に「擬似洋風」の趣き
   リゾート開発の定石で、 「都会から最初の標高1,000メーターは買い」の格言から見れば、箱根はその典型例である。ここで明治以降の箱根開発史を論ずる余裕はないが、箱根に建設された名のある別荘・宿泊施設は、なによりの証拠になる。ステータスシンボルの意味もあるが、冷房・空調がなかったのもおおいなる理由である。
   小田原から箱根かけて存在する、数多くの著名な年代のものも建築物は「疑似洋風」の趣がある。ここで箱根の歴史を紐解く余裕はないけれども、 「疑似洋風」の醸し出す雰囲気が、箱根の特徴といっても差し支えないであろう。豊田の言う雰囲気は、こうしたことも含まれるのではなかろうか。
   紅葉1つとっても、湯本から芦ノ湖まで11月下旬を中心に 1ヶ月は楽しめる。 3月のウグイスはもとより(ただし梅の花はあまり見かけない) 、 5月の桜、 6月の紫陽花、 9月中旬から11月にかけてススキなど、いつでも気軽に花見の材料にはことかかない。 
   温泉もいくつもあり、それぞれに泉質が違う。少々割高にはなるが、タイプの異なるゴルフ場がいくつかある。漁港が近いので、山の宿泊施設でありながら、海産物に恵まれる。田畑が少ないので地産地消は少ない。逆にそれがプラスに作用し、グローバルな料理が似合うところだ。
   庭園はそう簡単には変えられない。最初に作った人のセンスが出る。そういう意味では、湖尻富士見荘を作った土田は良いセンスを持っていたのではなかろうか。箱根パウエルの冬の樹木を見ていると、それなりの雰囲気を感じる。
   それは掲記した小田原や箱根の「名園銘邸」に匹敵するを意味しない。戦後の三等重役ならぬサラリーマン重役にも、こういうセンスの持ち主がいたという称賛である。
   ただし、庭園の維持は容易ではない。いくつかのポイントは従業員が総出で行い、それ以外はシルバー人材を活用して、なんとか雰囲気を維持しようとしている。
   左図は小田原市内にある清閑亭(旧黒田侯爵別荘)である。現在は小田原市の所有という。福岡や東京赤坂福吉の本邸の他、沼津や大磯にも別荘を構えていた。しかしそれにしても、それなりの本邸(現存しない)に比べると、この別荘はいささか地味である。ただ、別荘とはそういうものだと、その昔、聞かされたことがある。箱根や小田原の旧別荘建築めぐりをすると、どういう印象を持たれるであろうか。

 *温泉自慢
   大涌谷から配管を伝わって送湯される温泉は自慢に値する。左上の成分表にあるように、源泉を63度、 pHは2.5で酸性の温泉である。
   引湯の過程で温度は低下するが、それでも夏は暑すぎ、また冬は冷えるので、加水、ないし加温を行う。
   完全なる「かけ流し」。循環装置は使っていない。無論入浴剤は使っていない。法令により消毒処理はしている。
   今大涌谷の噴火に伴う引湯停止状態のため、箱根の強羅温泉からタンクローリーで引湯している。
   左下の成分表のごとく、強羅温泉の源泉は90度。 pHは8.7。アルカリ性の温泉である。その日の寒暖に合わせ、加温・加水を行う。この判断は結構難しい。お客様の入浴の時点で、少しぬるめの 41度前後になるように、朝4時半に起きて判断する。
  
  *大涌谷噴火騒動
   箱根の大涌谷では過去の噴火が活発になった15年6月30日から入山規制が始まったが、 16年7月26日より1部解除になった。この入山規制で、会員およびビジターの宿泊者数は、大幅に減少した。しかし、その後の推移をみると、おおむね8割程度は戻っている。
   箱根パウエルは大涌谷の河口から噴出する蒸気に由来する、硫黄分の多い白濁した温泉を引いて使っていたが、石膏分を含む温泉は配管を詰まらせるので、頻繁な掃除が必要である。入山規制で配管の掃除ができなかったために、給湯が止まってしまった。 7月26日の解除によって、配管の掃除が進み出したが、途中の3つに分岐する地点から、パウエルに接続する部分の装置が進行中である。いまだ入山規制がある。
   そこで、強羅からのタンクローリーで温泉を運搬し提供している。大涌谷の温泉と強羅の温泉では泉質が異なる。「パウエルの温泉は白濁しているのに透明なのはおかしい」とクレームをつけるお客様もおられるが、これはなんとも致し方ない。しばらくは強羅の温泉を仙石原で楽しんでいただくということになる。

   
 
   *インタ-ネット対応
   フロントとアネックスはインターネットWiFi対応している。この周辺の六箇所の事業所が集まって、国土交通省の「宿泊施設インバウンド対応支援事業」に応募した。これで順調にインターネットを導入することができた。
   
 *閑散期のクラブ会員感謝月間
   このところ外人のビジター客が減少している。その分日本人客のバスツアーが増えている。
   それでも、2月そして6月と9月は比較的閑散期である。クラブ会員の中には、よく訪れるお客様もいて、月に2日から3日、年間20日ぐらいをご夫婦で過ごされる例もある。 メンバーズルームはちょっとした麻雀や囲碁を楽しむ場所だ。クラブ会員の感謝月間として、麻雀や囲碁の会を開催する。今は20名程度である。昔はゴルフやテニスだったが、今は形が変わった。■■