◆緊急告知

関東通産局は、特定商取引法に違反する行為により、リゾートクラブを含む複合会員権を連鎖販売する㈱リゾネットに対し、15か月間、業務停止命令。会員を勧誘したら儲かるとか、会員はいつでも割引で泊まれるとかには要注意!
㈱リゾネットは当協会の「リゾネット」とは関係ない・・・e-Commerceを舞台にした新たな事案
 

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 *富士箱根国立公園の中心に滞在できることのイニシャルコスト 
   一定の規模を超える大規模開発を行う場合は知事等の許可が必要である。その開発用地に適用される数多くの法律に制約され、一つ一つをクリアしていかなければならない。法律の執行にあたっては、相当部分を都道府県知事に委任するために、都道府県庁の課の数で20から30ほどかかわりを持つことになる。
   国立・国定・都道府県立の自然公園には、環境庁が所管する「自然公園法」が適用される。自然公園といえども保護の一点張りではなく、利用も含めて「公園計画」を策定する。公園内を、公園の風致を維持する特別地域(第一種から第三種)、さらに重要な特別保護地区、海域景観維持の海域公園地区、以上を除く普通地域に分ける。大筋は国が決め、地方自治体は、この法律に沿って、適宜に条例を作り、実情に応じた規制を加える。
   箱根パウエル周辺は町の条例で「集団施設地区」に指定した。それで、箱根町立体育館やいくつかのゴルフ場(左図参照)もある。この規制区域にあるパウエルも、室内25㎡温水プールとテニスコート6面を設けた。箱根で25mプールを持つのはパウエルだけである。
   ただしスポーツにも流行があるし、クラブ会員の高齢化によりそのスポーツに関心が薄くなる。少なくとも箱根におけるテニスは、以前ほど盛んではない。パウエルでも 6面あるテニスコートのうち 4面を廃止した。この面積を客室用建物等に転用はできない。
   スポーツ施設の維持が重荷になる場面もありうるが、好ましい自然の中に存在する施設は、やはりそれなりのコストを払わなければならない。そのうえで、かなりの面積の森林が保存されている。

   *春眠暁を覚える
   春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く・・・という。春の眠りは心地よくて夜明けも知らず、鳥のさえずりが聞こえる云々だが、箱根パウエルでは、ことに春先の鳥のさえずりは朝早くからはじまり、春眠を妨げるほどという。よって暁を覚えることになる。これだけ規制が厳しく、しっかり守られているので、このたたずまいは、今後も長く維持されるであろう。
   また、国有林に植林される樹木は、スギやヒノキであって、必ずしも借景にふさわしいとは限らない。湖尻富士見荘からパウエルに代替わりした頃は、本館から芦ノ湖は眺望できた。しかし今国有林のスギやヒノキが伸びて眺望できない。であるからといってスギやヒノキの芯を止めてくれとは要望できない。あくまでも何らかの目的を持った育林・造林であるからだ。
   また、これだけの森林ゆえに、イノシシをはじめ、タヌキやキジ、穴熊が生息する。イノシシのゴミあさりは日常化している。タヌキも住み着いている。箱根パウエルに1週間滞在すれば、こうした出会いも許容し、楽しみのひとつとしなければならない。

   *目の前にある路線バス停
   リゾートには、長く(1週間程度)滞在するという意味と、たびたび訪れるという意味がある。 
   こうした意味で、自ら運転して訪れることもできるし、また、自分で運転しなくても訪れることが可能である。これは意外に重要ではなかろうか。
   箱根登山バス(小田急系)の路線バス(小田原または箱根湯元と桃源台間)の停留所に「公園管理事務所前」がある。この、停留所「公園管理事務所前」はすなわち「ホテル箱根パウエル前」でもあるのだ。クルマの運転なしでいけるというのも、考えようによっては贅沢な話なのだ。
   それも山の中の路線にしては頻繁に来る。左の画像では12~15分間隔で運転している。
   またロープウェーの駅「桃源台」からは歩いても700メートル、路線バスなら停留所3つ分である。パリの街の中だと、歩いて数百メートル以内に、地下鉄の駅が3つ4つあるという例がある。東京の都心でもそういう例が増えてきたが、こうした便利さは開放感を味わえる。箱根パウエルのアクセスの容易さは、こうした開放感に通ずるところがある。いつまでも自動車を運転できるとは限らない。また外へ自家用車運転できたところで、車に縛られない自分を認識することもリゾートの効用かもしれない。■■