◆緊急告知

関東通産局は、特定商取引法に違反する行為により、リゾートクラブを含む複合会員権を連鎖販売する㈱リゾネットに対し、15か月間、業務停止命令。会員を勧誘したら儲かるとか、会員はいつでも割引で泊まれるとかには要注意!
㈱リゾネットは当協会の「リゾネット」とは関係ない・・・e-Commerceを舞台にした新たな事案
 

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お知らせ

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 【ヴィラ北軽井沢エルウィング】
 竣工が93年1月。着工は推定91年、企画は90年。バブル後ではあるが、企画や土地取得はバブル末期であった。204ユニットのうち、分譲94、ホテル客室109、管理室1。ほかにレストラン。分譲は比較的順調に完売(すぐ売れた)。ホテル客室109は1室10名共有で、会員制1090口数に転換。約半分消化。現在450口が残る。客室稼働は年15-20%、夏季80-90%。リゾネット利用者は7月で70件、8月で95件。
 リピーターも少なくない。四国からいろいろなところに立ち寄って当ホテルにしばしば来館、讃岐うどんを手土産に持参する客もあれば、夏季は当ホテルに滞在・冬季はハワイに滞在という例もある。
 また、大学村からも宿泊者としてたびたび訪れる。近くに別荘をもっているけれども、冬は水道工事やメンテナンスや掃除や何か大変だし、また、暮れの時期など、お友だちを連れて利用する別荘利用者もいるようだ。ホテル部分はNet送客が全体の40%。一休、じゃらん。安売りはしない方針だ。修学旅行も取らない方針だ。
 提携ゴルフ場は、①軽井沢高原GC、②プレジデントCC、③プリンスランドGCなど。予約は、おおむね円滑に取れる。4月上旬から11月末。①はトリッキーではなくメンテ行き届ききれいなコース。
 スキー場は、①軽井沢プリンス、②パルコール(当ホテル8.8km、嬬恋村)。①は縦短く横長い、②は縦長く横短い。ともに難しくない。稼働期間は、①は人工雪なので11月上旬から4月上旬、②は主に天然雪(一部人工雪)で12月中旬から3月末。北軽井沢は軽井沢より湿気は少ない感じだから、雪はサラサラしている。
 近隣山岳や野反湖・ニコッコウキスゲ、白砂山など、出かける先は多い。
 全室有線でインターネットが完備。客室にキッチンがあるが、火災報知機がよく作動するので、いまは宿泊客の利用を禁止している。
 既述の眞下は、「北軽井沢は観光と農業で喰うしかない」という。しかし、農業の大いなる成果に比べ、街の集積をみれば、北軽井沢の観光は軽井沢の後塵を拝している感は否めない。しかし北軽井沢は軽井沢とちがって、あたかも北海道の大地を思わせる環境にある。北軽井沢はたんに軽井沢の北なのではない。独自のシナリオを持っていたのだ。
 ヴィラ北軽井沢エルウィングはそういう環境のなかで13階の建物なのだ。高層の建物は他には他にない。ましてその13階に大浴場を持つ施設はない。
       

【13階大浴場】
 ヴィラ北軽井沢エルウィングの建物の平面図をみるとL字型である。それで「エルウィング」というのだろう。ほぼ南向きの建物と、西向きの建物が一体になっている。その最上階(13階)に大きな浴室が2つある。とくに名称はないというので、南湯と西湯としておこう。毎日男女交代で使う。両方入るには2泊滞在が必要になる。大きなガラス窓から、眼下に樹海と北軽井沢の集落が、正面に山岳を眺望できる。樹海は新緑と紅葉で色を変える。
 むろん浴室からの眺望は雄大である。しかしいくら雄大でも、人間は景色を3分も眺めていれば飽きてしまう生き物である。それだけでは大した話題にはならい。しかし、創造力を発揮して妄想をたくましく下界を見ていると、この大浴場からの眺望は飽きることがない。それどころか想像が創造を産み、予想以上に余徳をもたらすことがある。



 この大浴場の面白いところは、湯船のガラス窓の下の部分が1段高くなっていて、柱を背もたれにすると、ガラス窓に平行に足を延ばすことができる。西湯において、ガラス窓に向かって右側に足を延ばせば眼は北を向き、左に足を延ばせば眼は南に向き、顔をガラス窓に向ければ眼は西を見ることになる。したがって、西湯からは、南に浅間山、西に湯の丸や四阿山(あずまやさん)、北に草津白根山を見ることができる。一方、南湯はどちらを向いても浅間山となるが、さらに、窓に向かって左に足を延ばせば東に鼻曲山や浅間隠山、右に足を延ばせば西に湯の丸を眺望する。
 戦国時代の領分をざっといえば、浅間隠山の東方は前橋・高崎で小田原の北条が越後の上杉と争いの地、浅間山の南が武田(甲斐・山梨)、湯の丸の向こうが真田(信濃・長野)、白根の北の先がおおむね上杉(越後・新潟)である。雑駁な話、このエルウィングが北軽井沢城だったとしよう。その城主はどう治めて生き延びるか。こういう課題を解きそこなうと命がないのだから、戦国大名もなかなか厄介である。時代モノの小説はこういう風にして書いていくのであろう。
 月並みに、日が南中の頃、あるいは夕刻の日の入り、あるいは早朝の月の入り、その色の変化は、その空の色合いとともに、新緑・紅葉・新雪・残雪によって樹海が色を変わる。芸術家なら、ここでなにがしか閃いて、名画・名曲が生まれる契機ともなろう。
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注:北軽井沢観光協会事務所脇にあった案内板から。