◆緊急告知

関東通産局は、特定商取引法に違反する行為により、リゾートクラブを含む複合会員権を連鎖販売する㈱リゾネットに対し、15か月間、業務停止命令。会員を勧誘したら儲かるとか、会員はいつでも割引で泊まれるとかには要注意!
㈱リゾネットは当協会の「リゾネット」とは関係ない・・・e-Commerceを舞台にした新たな事案
 

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 マネジメント・コントラクト
 日本には倒産という法律はないが、それに代替する諸法の手続きを経て、優良・不振ホテルを買収すると、オペレーションは専門家(法人)に任せることが多い。むろん倒産に関係なく、最初から他人にオペレーションを任せることで、資産運用としてホテル所有に向かう。これをホテル業界では「マネジメントコントラクト」という。
 日本の旅館業界に多き事例だが、「宿泊業は先祖伝来の稼業→所有当家→経営当家→儲け全額当家に帰属→再投資→普請道楽→千客万来・・・」は、好まれるのだが、意外にもろい。ある大学で観光経営学の講義を頼まれて10年くらいやったのだが、「家業継ぐことは終身刑と同じ」をずいぶん強調した。メインバンクが2重3重に保証を求めるからである。
 試験をすると減価償却にさえ興味を示さない者が、どうやって資金の出入りを考えるのか。社会人になって、うまくOJTの機会に恵まれることを祈念するしかない。
 文化論で観光経営ができると教える向きもあるようだが、さぞかし屈託のない若者が育つのであろう。そういう考え方の人材が、たとえばアジア市場でどこまで戦えるのかを考えると、いささか気が楽に過ぎよう。
 
 Naquaの運営・・・路線替えた。
 マネジメント・コントラクト業者として、オリビアンに登場したNaquaは「公理」に従って、オペレーションの路線を変えた。自ら旅行を企画・提案しさまざまな優良メディアに働きかけ、東名阪から集客を図った。リゾートクラブ会員が使わない日、特に平日の空いたところを埋めていった。
 世界の著名ホテルでは、ホテル&リゾーツと称する有力チェーンが多い。みな稼働には極めて敏感で、いくら頑張っても無理そうな場合は2-3年くらいで売却する。無責任に見えるが、見込がなければ(手に余るならば)、リゾートホテル事業特有の条件から、降りる方がむしろ健全ともいえる。 
 オリビアンの年間宿泊者数5.8万人。60%が関西、20%が東京、あとはその他で、中四国・北海道もいる。東北はあまりいない。一方、Naqua会員はほとんどが関東地方の居住者。しかも例年発行する協会加盟相互利用(リゾネット)施設案内は北から順に並べてある。蔵王・えぴなーる・・・オリビアン(最後から2番目)、別府(最後)。そういうこともあってか、オリビアンを経験した会員自体が、まだまだ少ないし、オリビアンに来られた方も大半が、Naqua主宰のツアーなのである。
 Naqua企画の小豆島ツアー
 自分で計画たてて旅行・・・は、ことに小豆島の場合は、厄介かもしれない。そうなれば、航空券・現地の移動と案内・ホテルと食事付のセット商品が良いとなるのも、無理からぬ面がある。Naquaの会員なら、Naquaの主宰するツアーに乗ったほうが、便利でおトクである。
 3年に一回の瀬戸内国際芸術祭がある(2013年は開催年)。この開催期間は関東からの客が増えているようだ。いま10月の3連休前日だが、「今日あたりは、関西弁より東京語が目立つ」「芸術ネタは東京の方の有卦がいいのだろう」「いつもと客の感じが違う」というレポートが聞こえてくる。
主催者(おおむね香川県関係者)は、「瀬戸内国際芸術祭は効果があり」「前回(2年前)は50万人、今回は120万予想」というが、小豆島の増泊効果となると、業界筋は「たぶん、どの施設も△マークを付けるのではないか」という。
 ただし、「ビジネスホテルは良いはずだ」「前年120-130%は当然」「小豆島のユースも国民宿舎のともに稼働は良好」ともいう。価格も敏感に働き、旅行の計画時に反映している。
 
 わかい2-5人位の女性客 増加
 オリーブ園にいく途中のバス停に、女の一人旅が目に付いた。中山の棚田(たなだ・段々畑のこと)のある地区で、きょうは平日、その昼どき、ひとがいないはずなのに、おにぎりで有名なある食堂は満席だった。

 JR四国での観光業者の会合で、瀬戸内国際芸術祭が話題になる。
 そのなかで、「日本人は欲張りなのかな、いろんな島に行きたがる」「高松のビジネスホテルを拠点にすれば、朝食付4500-5000円、ここを拠点に着いた日は高松市内、翌日は直島、つぎは小豆島というように巡回する」「同じところに数泊しない」というような情報交換があった。
 まだまだツアー系の客が多いが、「癒し、プールサイドでゆったりと贅沢な時間を味わってほしいのだが・・・(そういう客層は)まだ見えてきていない」とか、「島のある瀬戸内の海の方が落ち着く」というレポートもあり、オリビアンにしてみれば、格好のテーマになる。
 
 Naqua会員ですらオリビアンに来た者が少ない
 関東では小豆島はまだまだ未知の島だ。圧倒的にNaquaのツアーのお客だ。AIR+船+バスとなると料金面に団体効果が出やすく、時刻表を手繰って、検索を駆使してという作業が苦手なお客が、ツアーの方に集まるのは無理からぬ理由もある。旅行を企画する側も、オリビアンをマネジメントしている自信がある。「沖縄はライバルになるか」というと、まったく違うという。なんといっても「多島の美」。海しかない景観はすぐにも飽きる。そして1934(昭和8)年3月に指定を受けた瀬戸内海・雲仙・霧島は、「まさに日本の国立公園の第一号」。屋島・寒霞渓が評価されたのであって、「上高地などの中部山岳は34年12月の2番手、北軽井沢や軽井沢の浅間はなどずっとあとの49年組なのだ」とお国自慢になる。30しかない国立公園にも序列があるのかもしれない。
 個人客は10%まではいかない。でも「このホテルだったら、たまには、ハワイのワイキキのかわりに、1週間くらい来てもいいかもしれない」という富裕層も出始めている。
   

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