| 【8】アソシア高山をリゾートライフ風に利用する
15ホテルアソシア高山リゾートに連泊滞在
リゾートの直訳はたとえば保養地・避暑地だが、①長期に滞在する(1週間から1か月程度)、②たびたび訪れる(re‐sortir・・・再び出る?)、少なくもこの2つの意味がある。 宿泊プランのなかに「10階以上の高層階確約・シングルステイ1泊朝食付プラン」がある。無線LAN導入(接続無料)により、ビジネスでご利用のお客様にも快適にお過ごしいただけるように・・・なったとのこと、「シングルーユース用の特別プラン」で、「1名様1室/お一人様料金\10,500~<1泊朝食付き>」という。これは考えようによっては、とてもとてもお値打ちではなかろうかと・・・。 ハワイのワイキキとかサンジェゴの住宅地の近くのタイムシェアに、あるいはコロラドのベール、その一格上のビーバークリーク、このクラスになると元大統領の別荘があったのだが・・・。 (http://www.beavercreek.com/)、 そこに1週間連泊を想定しながら、このアソシア高山に1週間、6泊7日でも7泊8日でもよい、冬季のなるべく閑散期を選んで滞在したらどういうことになるか。 筆者はこれがリゾートの原点であると考える。目的はたとえば思想書(マンガではない)の読書、思想書にはJ.ソロスの翻訳本があっても良い、原稿書き、来シーズンの利益計画、M&Aの作戦、役員の人事考課、政敵の打倒プラン、CVSからの撤退、いまの建て玉の整理、否、攻めの計画・・・。滞在費はせいぜい10万円。これを超える思索をすれば十分元は取れる。 飽いたら酒造めぐりでも合掌造りでも、古い町並みの戦略的背景を探りに煥章館なる高山市立図書館にいくとか。この図書館の2階に開架する『飛騨春秋』には、高山商人の栄枯盛衰が間接的に書かれている。 むろん、たとえば木曜日に、友人とか重要な部下のカップル数組(十数組だとめだちそう)を招待して、内輪のパーティをしても良いかもしれない。
*煥章館 高山市立図書館 この提案にはネットは重要なのだ。携電などはともかく、持ち込んだPCが、いつもと同じように安定的に使えなければならない。そして食事の選択の自由。これはきわめて大切だ。 飛騨牛は牛の種類でこれは少なくも系図できまる。生まれた場所をうるさく言う向きもあるが、肝心なのは系図であり、それで飛騨牛なのか、前沢牛なのかを決める。A5というのはほぼ体重。たぶん優良なる1トンの牛である。 マグロで言ったらR(ラウンド)で80㎏の船凍バチは12万円であっても、収穫地域が同じとして120㎏のバチは18万円では買えないのと同じだ。牛肉もマグロでも脂分交差率(marbling)の高さで価格が決まる。 飛騨牛料理の手法や価格の高さが問題なのではない。交差率が高くなるとカロリーも飛躍的に高くなることにある。7泊7回の毎回の夕食に交差率の高い肉は食せない。カネの問題ではなく健康の問題である。 自家の料理人を随行させようとさせまいと、世界のトップリゾートには、必ず食事の選択の自由がある。アソシア高山は、メインダイニングルームの他に、温泉館の6Fの「遊食楽」ができたお蔭で、この問題が大幅に解決した。
*メインダイニング
*小さなプライベート会合向きのパブリックスペース *温泉棟6階のカジュアルなレストラン
もちこんだPCが思うように使えて、食事の選択ができる、ベッドと仕事が可能な机とスタンドが付いた、観光地の宿泊施設は、実に稀なのである。あとは、自分の堅固な意思で卓上のテレビを、滞在期間中撤去してもらうだけだ。それで高級リゾート施設の基本条件がそろったのである。 また、ホテルアソシヤ高山リゾートは「香り」の提案に注力している。温泉棟6F(スパフィトンパークウイング6F)のスパフィトンは、かなり立派な設備に常用雇用の施術者を揃え、「包み込むような手」「ほっとするオイルの香り」「高山の森からのエネルギー」のリラクセーションを提供している。森林と水をテーマとしたところが非常に面白い。スパフィトンのオリジナル商品の「癒しの香り」は、バスルームあるいは居室で「ひのきの香り」を楽しめる。ちなみに、森林浴には必須の木の香りのもとが化学物質のフィトンチッド(phytoncide)であり、フィトンはそれに由来する。 案内のホームページはつぎのとおりである。http://www.associa.com/tky/phyton/spa_phyton.html
*スパフィトンのトリートメント室

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