◆緊急告知

関東通産局は、特定商取引法に違反する行為により、リゾートクラブを含む複合会員権を連鎖販売する㈱リゾネットに対し、15か月間、業務停止命令。会員を勧誘したら儲かるとか、会員はいつでも割引で泊まれるとかには要注意!
㈱リゾネットは当協会の「リゾネット」とは関係ない・・・e-Commerceを舞台にした新たな事案
 

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【5】最貧国のはずが・・・?

10 遠くて貧しかった飛騨の高山になぜ小京都や割烹が・・・?

 飛騨が遠くて貧しかったのは、既に触れたように、租庸調の大宝律令のころから言われてきた。したがて、町並みが小京都になったり、懐石にせよ精進にせよ、高級料理が何世紀も続くような余裕は、この地域にあろうはずがないのだが、現実には、街並みも高級料理も続いてきた。
 その余裕の根源はどこにあったのだろうか。
 街にだってライフサイクルがある。上昇期・飽和期・下降期がある。余裕がなければ、本来なら消滅しても不思議はないのだが、高山の街は、金森の都市開発以来430年間を経過し、いまだにしっかり存続している。
 珍しい例というべきではなかろうか。

11:高山発展小史・・・律令から農地解放・観光客依存まで

 高山の余裕・・・、その理由を探索してみようとおもい、数回、煥章館(高山市立図書館)に通ってみた。
 すでにご紹介申し上げたところではあるが、ささやかなレポートを作成したので、ご関心の向きにはご笑覧いただきたい。このホームページの筆者は、文字通りの「にわか」勉強なので、プロの郷土史家から見たら穴だらけである。ご叱正あれば幸甚の至りである。
  1 律令時代に徴用された飛騨の匠  「小京都」好みの金森長近

  2 越前大野と飛騨高山 農耕はダメだけれど、「山色よろしく」

  3 飛騨の江戸幕府の直轄領化 高山は町人の街に変貌

  4 第12代代官大原彦四郎の「大原騒動」・第13代の大原亀五郎の苛斂誅求

  5 幕府の補助金行政  「豪商」たちの商い

 

  6 旦那衆の勃興とは田畑貯蓄? 
  7 旦那衆に代わって登場した観光客・・高山市の観光統計から(未完)

 これもすでに触れたことが、「都市計画家」の金森長近が越前大野に引き続き計画した第2作目の高山が、ひとつは江戸幕府直轄地となって武家の街から商人の街に変貌せざるを得なかったこと、もうひとつは、終戦後の農地解放で没落した大農家にかわるスポンサーを見つけざるを得なかったこと、この2つの課題をクリアしたからこそ、持続していまの高山につながったのだ…と言いたい。
 つまりは、高山も試練に耐えて、今の街があるという、たとえば、ビジネススクール的に演習するなら、事業や家産を後の代まで持続させるヒントが、この事例に潜んでいのだと、それを掘り出していただきたいということである。

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