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㈱リゾネットは当協会の「リゾネット」とは関係ない・・・e-Commerceを舞台にした新たな事案
 

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【2】小京都風行事が並ぶ余裕の素は?

 3 大正時代の高山「小京都」論 

 高山の魅力はこの稿でも少々レビユーするが、町並み、料理、工芸品、神社仏閣、その催事などなどとなろう。高山は京都みたいで、一風変わった「まち」であるのは、いまにはじまったことではなさそうだ。
 『高山市史』をめくると、大正4年10月、自動車で30里ほど乗って、斐太中学の校長として赴任したという川口孫冶郎の「小京都」観が載っている。以下は京都と高山の対比である。
 京の鴨川に対し宮川、御所に対し高山城。京では二条大橋から御池・三条・四条・・・と続く橋に、
 高山では中橋・筏橋・柳橋・鍛冶橋・弥生橋・・・と続く。
 京の東山に対し高山では西山、
 高山では松尾神社には松泰寺、以下云々と続き、
 京の東山一帯の景観に対し、
 高山の老根松からみたアルプスがあり、この景観は京に対し何ら遜色なく、
 京は南向きに対し
 高山は北向きなのだと。
 かくのごとくで、ともかく小京都の高山に賛辞を惜しまない。

 
 
       
*高山市内・上三之町

 
 4 行事と食べ物 
 

 こうした小京都を背景に、年中、何らかの催事がある。やや昔のスケジュールをピックアップすると、1月の少なからぬ神社仏閣詣でにはじまり、2月の節分会に雪すべりに炬燵酒、3月の涅槃会の団子、4月山王祭、5月飛騨総社例祭、6月秋葉祭、7月夜市、8月盂蘭盆会に盆踊り、9月八幡祭、10月年間農作業終了後の飲み会、11月イモ洗いに漬物準備、12月冬至の南瓜に、信州から出稼ぎ工女が帰郷し北の塩鰤を食して越年という具合である。
 ことに2月などは、深雪で行事らしい行事もなく、ひっそりさみしく寂々寥々、降雪に任せて寂光土・浄土さながらといいながら、ささやかにせよ遊びや行事が用意され、そこに炬燵酒がある。折々に、食べ物の話題が出てくる。それが必ずしも飛騨牛ではないし、ただの駄菓子でもないので、興味をそそることになる。

 
         
*高山祭屋台絵巻(部分)長倉三郎

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