◆緊急告知

関東通産局は、特定商取引法に違反する行為により、リゾートクラブを含む複合会員権を連鎖販売する㈱リゾネットに対し、15か月間、業務停止命令。会員を勧誘したら儲かるとか、会員はいつでも割引で泊まれるとかには要注意!
㈱リゾネットは当協会の「リゾネット」とは関係ない・・・e-Commerceを舞台にした新たな事案
 

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クラブライフのお誘い①

 【どこにでもある海岸とホテルの組合せなのだが・・・】
 
このインフォーメーションテクノロジーとグローバル化の時代、鴨川は日本ならどこにでもありそうな海岸である。この海岸に、なぜ、ここに鴨川グランドホテル(他に33階建ての鴨川グランドタワー)があり、そこに鴨川リゾートクラブジャイロが成立つのだろうか。
 たしかに、後で紹介する鴨川シーワールドは面白い。好事家なら何回見ても飽きないであろうし、また、毎月イルカに会いに行くと心がさっぱりするいう向きもあるかもしれない。しかし、それが主要な客層になって、クラブジャイロが成立っているとは到底思えない。
 また、ホテルは1965年に建設したものを基礎に増床し、2006年から07年に施設の大リニューアルを行って評判をとり、94年にオープンしたタワーともども立派なものではあるが、単に施設を競うだけなら、同等程度のものは、いろいろなサイトに多く存在するから、それが主な要因になって、滞在客がリピートするともいい難い。
   

 しかし、クラブジャイロが成立つということは、鴨川グランドホテルやグループ内のホテルを飽きずに訪れ、宿泊する方々が居ることを意味する。その真因はどこにあるのだろうか。

【鴨川グランドホテルの表情】
 宿泊事業で売上を作ろうとしたら、まずは頭数。たくさん入れるにはたくさん客室が必要だから、多額の固定資産をもつ。たいていはそれに見合う借入金を持つことになる。
 その客室を埋めるには、大規模な会議や大団体宴会が最も手っ取り早い。今日は駐車場に観光バスが何台止まっているのか。まだ自動車のないころは、列車の駅から列をなして当館に客が訪れるかどうか。そのためには何をすべきか。代々の宿泊事業者はそれを考えてきた。
 むろん、鴨川グランドホテルも同じことで、のどから手が出るほどに団体客は欲しいはずだが、それにしては「ゆったり」かまえている。少なくもそういう表情をしている。どこか余裕が感じられる。客が話しかければ、それに応対する余裕が従業員にある。そういうゆとりが、ひょっとすると、クラブジャイロのベースなのかもしれない。その余裕はどこから出てくるのであろうか。
 むろん、「いらっしゃいませ」からはじまる通り一遍の接客マニュアルではない。さりとて、リーガロイヤル式のホスピタリティマネジメントでもなさそうだ。現社長の鈴木健史氏は世界のホテルスクール、コーネル大学ホテル大学院を修了された方で、伺うと「自然体」と回答される。なんとかいう流行りのトレーニングを徹底させる風ではない。ふと古参の方が「昔の吉田屋には全国の旅館経営者の子弟が働きに来ていた」と思い出ばなしをされた。⇒
②に続く