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㈱リゾネットは当協会の「リゾネット」とは関係ない・・・e-Commerceを舞台にした新たな事案
 

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冬の土山は彦根より日照時間が長い・・・

【3】冬の土山は彦根より日照時間が長い…冬のゴルフ修行向き?


 その南近江と甲賀では、冬季、幾分状況が異なる。今、データのある彦根(南近江の最北)と土山(甲賀の土山宿・観測地点は後述)を比較しよう。

近年、最高に暑かった2010年を取り上げる。その11 1日から翌年228日までの120日間の、毎日の土山の日照時間から彦根の日照時間を差し引いてみた。当年データ限りではあるが、一見して土山の日照時間は彦根に比べて長い。ことに1月中旬から2月は典型である。土山は彦根に比べて降雪が少ない、土山の風速は彦根に比べ低い、風向は微妙である。その日の最多風向をこの120日間で比較した。北風ではなく西風、次いで東風が吹く。彦根に比べ45°左に回る。筆者にはその原因は分からない。

   にある。
 (注)図は2010年11月1日から2011年2月28日までの土山と彦根の日照時間と平均風速。毎日の土山の観測値から彦根の観測値を差し引いて図化した。詳細なグラフは別掲の拡大版a拡大版b

  ところで、気温は彦根の方が高い。この冬季120日の日中の平均気温の平均は、彦根が6.2℃に対し土山は4.8℃である。ただし日中の最高気温の平均は彦根の土山もさして変わりはない(10.0℃対9.8℃)。土山の方が彦根よりも高い日が48日もある。しかし、土山の最低気温が彦根より高い日は3日しかない。夜の冷え方は土山の方が圧倒的に厳しい。土山の観測地点は海抜で250Mしかないとはいえ、要は、土山の気候はしっかりと高原の特性を持っている。
      彦根に比べて、①降雪日数は少ないし、②西風が多いとはいえ、③風は弱く、④日照時間も長い、⑤日中の最高気温はそう遜色はない……となれば、冬の近江のゴルフ修行としては、土山は穴場になるとか、取りとめない雑談をしていたら、道路事情通が「だから新名神は甲賀を通したのだ」と説いた。名神が降雪で通行止めになっても、新名神は動く。まさに、慧眼である。しかし なぜ最初から新名神にしなかったのかと問うと、自動車道の鈴鹿越えは、いまから50年も前の土木工事や道路工学では、結構難しかったのだという。


 

 【4】350億円注ぎ込んだゴルフコース・アリーナ付リゾートホテル


ダイヤモンド滋賀は、雄大な鈴鹿山系の一角に包み込まれているせいか、建物や施設の外観からはそう大きくは見えないのだが、中に入ってみると、かなりの規模で特徴がある。ホテル棟もゴルフコースのクラブハウス機能をはるかに超えている。また、関連施設もそれぞれが本格的で、よくあるような、取って付けたものではない。なぜこれだけ本格的なものが、この地に登場するに至ったのか。

この建築物は、実は開発時点で『日経アーキテクチャー』199112月号pp.54-65に紹介されている。そのスペックについては、きてら社の「建築作品データベース」から容易に知ることができる。データ番号 A0911204-1010である。または国立国会図書館リサーチから入ることもできる。
 
それによれば、作品名称:イースタンリゾート滋賀。用途:リゾートホテル、ゴルフクラブハウス、アリーナ。所在:滋賀県甲賀郡土山町黒川1711。設計者:青木建設、氏家隆正設計事務所。施工者:青木建設、村本建設、国土綜合建設 。発注者:イースタンリゾート開発。竣工年月:199108月。着工年月 199006月。工事費:350億円。平米単価:133万円。構造:S。地上階数:8階。地下階数:1階。客室能力:101室、18ホールズ(コース):。建築面積:11,719㎡。延床面積:26,403㎡。外装:アスロックパネル、磁器タイル、御影石。特徴:ホテル・クラブハウス棟のほか、アクアパレス、アリーナなどで構成、洗練された客室インテリアとある。以上のデータから、興味深い点をいくつか抽出すると、①用途にゴルフコースの他、アクアパレス、アリーナなどが併設されていること、②設計施工がおもに青木建設であり、イースタンは子会社であること、③着工・竣工が1990-01年であること、④工事費が350億円であること、⑤客室がわずか101室しかないことなどの諸点である。
 (注)階数については、現石川支配人から6階であるとの指摘があったが、ここでは原文のまま記載する。
 

 そしてひとつ追加すべきが、ホテル棟の外観が「豪華客船」を模していることである。それぞれ後に触れることになる。
350億円をどう使ったのか定かではないが、いかにバブル期とはいえ、湯水のごとくカネを使って建設した施設なのである。 ⇒つぎに続く

   
       ゴルフコースから北側を向いて撮影したホテル棟